2020年新卒入社Y.H.

業務知識に精通することで
お客様からの信頼を確かなものに。

金融システム分野SE
2020年入社 地球惑星科学専攻

Y.H.

PROFILE

企業選びに際して重視していた一つが、「希望すれば、東京で経験を積んだ後、大阪・福岡へのUターンも選択肢としてある」こと。地元志向というわけではなく、自分の意思で住む場所は選びたいと考えたからだ。また、新人の頃は下流工程の開発に携わり、経験を積んできたら上流工程の要件定義や設計と、キャリアの段階に合わせた仕事をしたいと考え、上流工程から下流工程までトータルソリューションに携われることにもこだわった。こうした軸に合致したのがNHS。選考途中に参加できるSE懇談で先輩社員と本音の話ができたことも、決め手となった。

上流工程から下流工程まで一貫して携わる

入社以来、大手銀行向け信用リスク計算システムの開発に携わっています。複雑な仕組みの金融派生商品、いわゆるデリバティブ取引には、取引相手の信用状態が悪化して取引が履行されなくなった場合に損失が生じるというリスクがあります。かつてはこの信用リスクへの備えが不十分で、2008年のリーマンショックで金融業界は大きな痛手を負いました。その反省から信用リスクへの備えをしっかりしておくことが国際的に定められ、リスクを計算するためのシステムの開発が行われています。

当初私は、開発担当者としてプロジェクトに参加。現在はサブリーダーとしての立場で開発担当者に指示を出したり、お客様の担当者に仕様を確認したりといった業務を担当しています。入社前に希望していたとおり、設計から実装、テスト、リリースと、上流工程から下流工程まで管理者として一貫して携われることが面白みです。

担当システムは、銀行内部の業務利用を目的としたものです。ユーザーは銀行員に限られ、世間一般の目に触れる機会はありませんが、ミッションクリティカルである点は変わらず、責任感や誇らしさを持って取り組んでいます。

 

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金融の専門性を身につける

学生時代は地震の研究に取り組み、データの解析などでプログラミングを経験していたこともあって、技術面での不安はありませんでした。予想以上に大変だったのは、お客様の業務知見を身につけることでした。金融工学に基づくデリバティブの仕組みを理解することは、金利の仕組みすら知らなかった私にとって極めて高いハードルで、銀行員が受験する専門資格の勉強をしたり、先輩に教わったりしながら、1つずつ学んでいく以外にありませんでした。最初の1年間はとても苦労しましたが、先輩の手厚いフォローもあり、やりがいを持って乗り越えることができたと感じています。時には「わからないことは、いくらやってもわかりません」と開き直って先輩に教えを請い、先輩もそんなに私に辛抱強く教えてくれたものでした。

技術者だから技術に精通していれば十分ということはなく、お客様の課題を把握するためにも先方の業務知識は不可欠です。同じ土俵で話ができてこそ、お客様から信頼される技術者になれるのです。

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男性の育休取得者は増えてきています

充実したワークライフバランスが実現できるのは、NHSの大きな魅力です。私には幼い子供がいるのですが、会社辞令の転勤がないことは落ち着いたライフプランの実現につながると感じています。

子供の誕生に際しては約4ヵ月の育児休業を取得しました。当社では男性の育休取得者は年々増えてきています。同僚も希望者は皆取得していますし、上司は「ぜひ取るように」と勧めてくれます。私は保育園の関係により4ヵ月で復職しましたが、法定期間取得することも可能です。子育てに参画したことは人生において得難い経験になりましたし、復帰後は残業せずに早く帰るために、効率よく仕事を進めるよう意識するようになりました。その意味でも育休は私にとって大きなプラスをもたらしました。

今後については、お客様と対話しながらプロジェクト全体のマネジメントを行えるリーダーを目指したいと思っています。また、常に最新の技術やお客様の業務を学び、誰からも頼りにされる存在でありたいと考えています。

おすすめの福利厚生

宿泊補助制度

当社独自の制度ですが、一親等なら割引される制度で年に何度も利用できます。帰省する際に役立っています。

1日のスケジュール(フルリモート勤務)

8時30分

子供を保育園に送る(自宅から片道徒歩15分)

9時
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業務開始、メンバーとミーティング(オンライン)

12時
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ランチタイム。パスタを作って食べることが多い

13時

成果物のレビュー、他システムへの質問・回答内容の整理

15時

ミーティング、顧客と進捗確認、方針決定

16時

成果物のレビュー、1日の作業内容の整理

17時

メンバーとのミーティング(1日の進捗・課題確認)

17時30分

退勤。子供のお迎えに保育園へ。